アラフィフの加速する老け顔の原因と対策③~④女性ホルモンを補う

前々回、女性ホルモンの減少と共に皮膚のコラーゲンも減少してしまうの事。そしてコラーゲンを増やすには、線維芽細胞の働きを活性化することと線維芽細胞の数自体を増やす必要があること、線維芽細胞がコラーゲンを産生するためのスイッチは女性ホルモンなので女性ホルモンも増やさなきゃいけないことをお伝えしました。

そして前回は、線維芽細胞のを活性化するための必要な成分と線維芽細胞の数を増やすために必要な成分をごしょうかいしました。

なので今回は女性ホルモンを増やす方法をお伝えします。

 

女性ホルモンを補う方法

女性ホルモンを増やすというと、子宮を温める温活や、よもぎ蒸しなどの民間療法を思い浮かべる方も多いと思いますが、ここではエビデンス(医学的根拠)に基づいたことをお伝えしたいので民間療法についての意見は避けます。

卵巣の機能が低下して女性ホルモンを作れなくなった分を補うには、治療や食事やサプリメントによって補うことが出来ます。

その前に女性に女性ホルモンが欠乏するとどんなことが起きるのかをお伝えしますね。

 

女性ホルモンが欠乏すると起こる体の変化

 

更年期障害はよく知られていますが、病気のリスクも高まることはあまり知られていないですよね。中性脂肪が増加したり、動脈硬化などのリスク、アルツハイマーのリスクも高くなるといわれています。血管が硬くなるのはコラーゲンの減少が影響しています。

コラーゲンが減少すると膀胱の弾力もなくなるので、トイレが近くなったり、腹圧がかかるとちょぴっと漏れが起こります。膣の潤いもなくなるので性交痛、浄化作用が低下して膣炎になりやすいなあります。

骨密度の低下は、当然顔面の骨密度にも影響します。顔の骨の体積が減って縮むので皮膚が余ってたるむのは当然ですよね。顔のたるみには、コラーゲンの減少、骨密度の減少、顔筋の低下などさまざまな要素が組み合わさっています。

ちょっと調べてみたら、大正時代の女性の平均寿命は43歳。明治時代は44歳です。ということが昔の女性は、女性ホルモンが減少するまえに亡くなっていたということ。更年期も閉経も経験なくしてなくなっていたんですよね。

それが戦後急激に寿命が延びて昭和、令和に入って急に87歳。女性が女性ホルモンの守りがない状態で、40年以上生きなければならない時代になったんですね。

そんな中で、女性ホルモンの欠乏による病気の予防をしながら美しくゆっくり年を重ねるためにどうやって女性ホルモン補ったらいいかをご提案しますね。

食べ物から補う方法

女性ホルモンに似た働きのある食品で代表的なのは大豆食品ですよね。お味噌、厚揚げ、おから、豆乳、納豆などたくさん思い当たると思います。大豆には大豆イソフラボンという成分が含まれています。

でも実は、いくら大豆食品を多量に摂取しても、イソフラボンからエクオールという物質が産生されなければ、女性ホルモン様の効果が発揮できません。

エクオールを作るには、ある種の腸内細菌が必要ですが、この腸内細菌を持っているのは、日本人女性の2人に1人といわれています。

なので大豆イソフラボンからエクオールを作り出すことができないのであれば、エクオールのサプリメントを利用して摂取することが必要です。

自分が大豆からエクオールを作り出すことが出来る体質なのかを調べるためのは、検査キッドがあるので簡単に調べられます。

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サプリメントで補う方法

大豆イソフラボンからエクオールを作れなくても、エクロールそのものを摂取できるサプリメントがあるので大丈夫。エクオールのサプリメントはドラックストアなどでも簡単に購入できます。

他にマカ・ザクロなどいろんなサプリメントがあるようですが、今一つエビデンス(医学的根拠)がはっきりとしていないであまりお勧めできません。

 

女性ホルモン補充療法で女性ホルモンを補う

これは実際にわたしが行っている方法です。もう8年くらい継続しています。

食品やサプリでは女性ホルモンの働きに似た成分を補うのですが、こちらは天然型の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)を補う治療です。保険が効きます。でも日本での普及率がとっての低い治療です。

 

[HRT女性ホルモン補充療法の普及率 各国比較]

この治療についてはまた後日お伝えしますね