17歳から20年間、整形を続けてきているという女性の悩み

先日YouTubeで17歳の頃から20年間、整形を続けてきているという女性のお悩み相談を聞いていて思ったことを書きます。

17歳のとき二重手術の整形をしたのがスタート。そのあとは鼻、エラを削る手術、脂肪吸引、最近はシミを取ったり、美肌やリフトアップのための治療を続けている彼女…

旦那様ともうまくいっている様子で、子宝にも恵まれていて、何一つ問題は無いと思われるのだけれど、どうしても整形がやめられないという30代の女性の心の叫びのようなご相談でした。

カウンセラーとのやり取りから、彼女は「美しくなりたい」という美意識から整形を繰り返していたのではなく、自分の顔が嫌いだという「コンプレックス」から整形を始めたことや、今では自分が理想としていた顔になったのにも関わらず、整形を繰り返してしまうという自分の内面の闇に気づきはじめ、

今回のカウンセリングによって、本当に向き合わなければならなかったのは自分の外見ではなくて、自分の内面だったということに気が付き始めました。そんな一連のお話でした。

セルフエスティームって聞いたことがありますか?

これは自分の価値をそのまま受けいれて尊重できるかという感覚の事で、子供の頃の親との関係で培われます。

わたしはエステのお仕事をはじめて様々な女性に知り合う中で、とても気にかかることがあり、それがキッカケで心理学の勉強を始めました。その中で知ったのがこのセルフエスティームで、人間が生きる上でとても大切な感覚の一つだと教わりました。

セルフエスティームが健全に育たないと、自分の存在を否定してしまったり、自分に自信がなくて、「わたしはこのままでいい」という感覚や「自分には価値がある」「自分はかけがえのない存在だ」という自己認識がとても低くなってしまいます。そうなると何をやっても心が満たされることがなく、寂しさ、空虚感、孤独感がつよくなります。

セルフエスティームが健全に育たないと、自分の価値を感じて自己承認することが出来ないので、自分ではなく外側に承認を求めるようになりそこで自分を満たそうとします。

例えば…いいね!がたくさんついている私には価値がある。褒められるから自分が好き。みんなに可愛いといわれるから自分が好き。ご主人に愛されている自分には価値がある。子供がいるから自分は幸せ。成績がいいから自分には価値がある。キレイだと云われる自分には価値があると…でも本質的には自分で自分を認めていないので、自分以外の人にどんなに褒められたり、認められたりしていても、空虚感や虚しさ寂しさ孤独感は満たされません。それで承認欲求がとても強くなったり依存心が強くなってしまい、問題行動にもつながってきます。

自分の軸で自分の価値を感じて自己承認することが出来ない人は、ただひとりの「何者でもない自分」をひたすら肯定して、認めて、愛して、受容するというトレーニングによって自己肯定感や自己尊重感が育まれます。そしてはじめていろいろな問題から解放されていくんです。

美容だけにかかわらず、今起こそうとしている行動の原動力が、コンプレックスからなのか、純粋に好きだからなのか、純粋にやってみたいからなのかどうかを今一度検証してみてくださいね。

健全なセルフエスティームが育つと、たとえコンプレックスが原動力であったとしても、それを乗り越えてプラスに変えるパワーもついてくるので、とにかく今のありのままの自分を受容する。そこからはじめてください。

 

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